作品紹介 -本編 『起』- |
物語の始まりです。最初の1クールに似合う言葉は、やはり「運命」なのかもしません。まだ14歳というえり子にとって、時には辛く悲しい事もありますが、
彼女はそれを受け留め、必ず顔を上げて前を向くことが出来る強さを持っていました。何も不自由なく、両親の愛情を一身に受けて育って来たえり子が、
何故それだけのの強さを持てたのか。これは時には親友だったり、時には支えてくれた身近な人であったり、ファンの声援、ライバルの存在といったものがあったからに他ならないでしょう。 最初の1クールでは、えり子を見守ってやってください。そして、1人の少女を待ち受ける「運命」から、決して目を逸らさないでください。これが、後に続く「伝説」への序章(プロローグ)なのですから…。 |
章 | 放映日 | サブタイトル | サブタイトルの音楽用語 | 状況天候表記 |
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1 | 1989/04/03 | 悲しみの前奏曲(プレリュード) |
【prelude(英)】 歌劇のそれぞれの幕が開く前に演奏される曲。あるいは前座を卒業して独立した自由な小曲。 |
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2 | 1989/04/10 | 運命の序曲(オーバーチュアー) |
【overture(英)】 歌劇などの開幕に先立って演奏される管弦楽曲。あるいは組曲などの冒頭につけられる曲。 |
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3 | 1989/04/17 | パパに捧げる鎮魂歌(レクイエム) |
【requiem(ラテン)】 死者のためのミサ。鎮魂曲。鎮魂ミサ曲。 |
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4 | 1989/04/24 | 明日への追走曲(カノン) |
【kanon(独)】 主題に対する応答が一定の法則に基づいて厳格に模倣しつつ進む対位法的な楽曲のことを指す。 |
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5 | 1989/05/01 | 光と闇の二重奏(アンサンブル) |
【ensemble(仏)】 「共に」という意味。もとはオペラで数人が一緒に歌うことをさした。2人以上、オーケストラ以下の合奏。 例えば弦楽器のみの編成ならストリングス・アンサンブル、金管楽器のみならブラス・アンサンブルなどという。 |
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6 | 1989/05/08 | デビューへの断奏(スタッカート) |
【staccato(伊)】 「断奏の」「断音的な」といった意味を持ち、音符を本来の長さより短く演奏することを指示する用語。 音符の上又は下に(・)をつけて示す。又はstacc,の略号が使われる。 |
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7 | 1989/05/15 | 父の形見の生誕曲(デビューきょく) |
【debut(英)】 初舞台/初出演の意。生誕自体は「birth」であり、エピソード的なニュアンスから「生誕曲」としているのだろう。 「生誕曲」自体は音楽用語ではない。 |
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8 | 1989/05/22 | 新たなる旅立ちの奏鳴曲(ソナタ) |
【sonata(英伊)】 奏鳴曲。組形式の曲のひとつ。4つ(ときには3つ)の楽章からできていて、そのうち1つ、または2つの楽章がソナタ形式で作られているもの。 |
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9 | 1989/05/29 | 炎の予感の練習曲(エチュード) |
【etude(仏)】 練習用に作られた曲だが、その範囲にとどまらず、優れた作品もある。 |
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10 | 1989/06/05 | 愛と憎しみの三重奏(テルツェット) |
【terzett(独)】 三重唱。特にドイツにあっては、三重奏のTrioと区別している。 |
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11 | 1989/06/12 | 雨あがりの二重唱(デュエット) |
【duet(英)】 2人で歌う(演奏する)こと。二重唱(奏)。 |
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12 | 1989/06/19 | 仕組まれた不協和音(ディスコード) |
【discord(英)】 協和音の対語で、心理的に不安定感を与える響きを持つ和音に対して使われる。不協和音程を含む和音。 |
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13 | 1989/06/26 | 絶望の分散和音(アルペジオ) |
【arpeggio(伊)】 和音の各音を、同時ではなく分散して順次に演奏する和音。対語はブロックコード。 |
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