作品紹介 -本編 『結』- |
『アイドル伝説えり子』の「伝説」たる所以の全てがこの4クール目に集約されていると言っても過言でないくらい、大切な話で構成されています。
話としては地味で、3クール目までにあった熱さを期待すると物足りなさを感じるのも確かですが、この4クール目無くして、物語の厚みは出なかったのではないかと感じます。 爽やかな風に吹かれ、心地よい余韻に浸れるエンディングを、「田村えり子」の物語を、そして「伝説」の全てを、その目で是非確かめてください。 51話を観るのに費やした時間は、絶対に無駄ではなかったと感じて頂けることでしょう。そう信じています…。 |
章 | 放映日 | サブタイトル | サブタイトルの音楽用語 | 状況天候表記 |
---|---|---|---|---|
40 | 1990/01/08 | ささやかな交響組曲(シンフォニックスーツ) |
【symphonic suite(英)】 交響組曲。エピソード的にもこのタイトルがぴったりの回。 |
|
41 | 1990/01/15 | 不死鳥の旋律(メロディ) |
【melody(英)】 音高のつながりがリズムによって形象化された音楽形態の1つ。フシ。 |
|
42 | 1990/01/22 | 恋に恋して田園曲(パストラル) |
【pastoral(英)】 牧歌。田園的なのどかな曲。 |
|
43 | 1990/01/29 | 未来へ続く諧謔曲(スケルツォ) |
【scherzo(伊)】 三拍子のスピーディーで快活な曲または楽章。諧謔曲。 |
|
44 | 1990/02/05 | 揺れ動く心の詩曲(ポエム) |
【poem(英)】 文学の形式の一。一定の韻律などを有し、美的感動を凝縮して表現したもの。 作品では「曲」ないし「歌」がタイトルになっていることから、「詩曲」で「ポエム」としたものと推測。 勿論、音楽用語ではない。 |
|
45 | 1990/02/12 | 真冬の恋歌(ラブソング) |
【love song(英)】 恋の心をよんだ和歌や詩。相聞歌。見ての通り、音楽用語ではない。 |
|
46 | 1990/02/19 | かきみだされた斉唱(ユニゾン) |
【unison(英)】 同一音及びその演奏のこと。また同一音からオクターブが違ってもユニゾンと呼ぶこともある。 斉唱は同じ旋律を多人数で歌うこと。合唱と違って和声はない。 |
|
47 | 1990/02/26 | きらめきの祝福曲(ソリュージョン) |
【solution(英語)】解決の意。 エピソードとして内容に合わせたタイトル付けをしたもので、「ソリュージュン」に「祝福」という意味は無い(祝福は「blessing」)。 勿論、祝福曲も音楽用語ではない。 |
|
48 | 1990/03/05 | 感謝をこめた卒業曲(ほたるのひかり) | これだけは納得が行くようで行かないルビだと誰もが思うはず(笑)。 確かに卒業曲から連想するのは「蛍の光」か「仰げば尊し」くらいだが、「卒業曲」を読ませるには厳しい。 勿論、音楽用語では無い。 | |
49 | 1990/03/12 | さまよいの装飾曲(アラベスク) |
【arabesque(仏)】 片足で立ち、足を90度以上に開いて上げ、手を前後または前にのばすバレエのポーズ。 |
|
50 | 1990/03/19 | 風がはこんだ衆讃歌(コラール) |
【corale(伊)】 ドイツのプロテスタントにおける賛美歌。 |
|
51 | 1990/03/26 | そよ風の前奏曲(プロローグ) |
【prologue(英)】 序奏曲。実際は、序奏曲も前奏曲も音楽的に同じ意味で、作品として物語の終わり、 そしてえり子の新たな一歩を表す為に「プロローグ」と使っていると思われる。 |
Copyright (C) 2002 Project ADE All Rights Reserved. |